どら焼きを作ってみた!~生地仕込み編~

小麦粉が混ぜ合わさった生地 和菓子

こんにちは、和菓子屋のあんまです。

和菓子の王道、『どら焼き』。
作り方はシンプルですが、焼き方にコツもいるので慣れるまでに時間がかかるお菓子。
今回は生地仕込み編として、どら焼きの生地を仕込んでみました。
次回に焼き方編をお送りして、2部構成でどら焼きを作っていきます!

どら焼きなどの和菓子についても深堀してますので合わせてお読みください。


ではさっそくどら焼きの生地を仕込んでいきます。

様々な配合はありますが、私(当店)が作っているどら焼きはある程度シンプルで、三同割と呼ばれるものです。
三同割とは、3つの材料の割合が同じという意味で、ここでは、卵、砂糖、小麦粉の3種類の材料のgが同じものとなります。

まずは、計量した卵を割卵します。

どら焼き用の割卵した卵

しっかりと溶きほぐします。この時にすべて溶きほぐせてないと良い生地ができないので、しゃばしゃばになるまで溶きます。

卵をしっかりと溶きほぐす

次に私はちょっとした粉を加えます。
もちろん、変な粉ではなくて自然由来のこんにゃく粉というもので、水分を多くかかえることができます。
どら焼きの生地をもっちりふわっと焼き上げ、焼き戻りを含めていいバランスの取れたどら焼きに仕上げることができます。

水溶性のあるものに混ぜ込みたいので、溶いた卵に加えます。

次に上白糖を測って、

どら焼きの上白糖

ホイッパーで擦り混ぜていきます。

どら焼きの生地に上白糖を加える

淡く白くなるくらいまで擦りまぜるのがポイントです。しっかりと擦り混ぜて砂糖のダマを作らないようにします。

しっかりと混ぜられたら、はちみつ。

どら焼き用のはちみつ

みりん

どら焼き用のみりん

重曹を加えます。重曹は少量の水で溶いて加えます。

どら焼き用の重曹

最後に薄力粉を計量して、

どら焼き用の薄力粉

薄力粉を混ぜ合わせます。
ここはゆっくりと小麦粉がダマにならないように、そして無理にたくさん混ぜ合わせないように優しく混ぜ合わせます。

どら焼きの生地に小麦粉を混ぜ合わせる

混ぜ合わさりました。

小麦粉が混ぜ合わさった生地

ここから生地を30分以上は休めると完成です。
あとは生地の状態を確認して平鍋で焼いていきますがそれはまた別の機会で!


今回はどら焼きの生地を仕込んでみました。
このあとに来る焼きの工程でのどら焼きの仕上がり具合はこの仕込みの工程が決まるといっても過言ではないくらい重要な工程です。
「これくらい!」と提示できるものは目や肌からしか感じることのできない部分ですので、何度も作ってみることが大切かもしれません。

また、配合を変えることによって、生地の仕上がりにも違いが出てきますので、色々と試してみるのもよいかと思います。

では次回は焼く工程、そしてあんこを挟んでどら焼きを仕上げていきますのでお楽しみに!



こちらのどら焼きも販売しています。
このどら焼きが食べられるお店は富山県南砺市にある朝山精華堂というお店になります。

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