二十四節気『芒種』。梅雨入り前のひととき。初夏を彩る「水無月」と季節の和菓子で心穏やかに

青い水稲 時候あれこれ

こんにちは、和菓子屋のあんまです。
皆さんは二十四節気(にじゅうしせっき)というものをご存じでしょうか?

二十四節気(にじゅうしせっき)は、古代中国で紀元前300年代頃に考案され、日本には平安時代に伝わった暦の仕組みです。
一年を24等分し、約15日ごとに「節気」と呼ばれる区切りを設けることで、季節の変化をより正確に把握できるようにしたものになります。

今回は、『芒種(ぼうしゅ)』について調べてみました。


二十四節気『芒種(ぼうしゅ)』

1.芒種(ぼうしゅ)の訪れ

芒種(ぼうしゅ)とは、「稲の穂先のような芒(のぎ)のある穀物の種を蒔く時期」という意味です。
6月6日頃から夏至までの期間を指し、梅雨の入り口にあたります。しとしとと降り続く雨の気配に、少し物思いにふけりたくなる季節でもありますね。
ただ、我々南砺市のある富山県は梅雨入り前のこの時期が一番晴れる可能性が高いそうです!
稲の生育とともに晴れを拝めるのもいい時期なのかもしれませんね。

この時期、和菓子屋では「梅雨」や「雨の晴れ間」をイメージしたお菓子作られたりします。

2.芒種と和菓子:清涼をいただく

この時期の和菓子といえば、真っ先に思い浮かぶのが「水無月(みなづき)」です。三角形のういろうの上に、厄除けの意味を持つ小豆がのせられています。
また、青梅を使った菓子や、葛(くず)を使ったつるりとした食感のものも店頭に並びます。

○生菓子:水無月

朝山精華堂製の水無月

○上生菓子:青梅

上生青梅の完成2

この時期のお菓子は青や緑の色合いのお菓子が多く、華やかさが映えるお菓子というよりは、季節そのものを写し取ったようなお菓子が並ぶイメージです。
職人としても変に細工にこだわり過ぎないようにしています。

3. 雨の日の楽しみ方

雨の日は、外に出るのが億劫になりがちですが、そんな時こそ穏やかな「ひととき」を大切にしてほしいです。熱いお茶と、季節を写した一品の和菓子。それだけで、日常が少しだけ特別な時間へと変わります。
芒種は、そんな「静かな季節」としてステキな良い季節なんですね。


おわりに

暦の上では芒種が過ぎれば、本格的な夏がやってきます。
夏を前に嫌なイメージの残りやすい梅雨も大切にしていきたいですね。

皆さんの暮らしにも、ささやかな「ひととき」が訪れますように。


私の作るお菓子が食べられるお店は富山県南砺市にある朝山精華堂というお店になります。
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